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【2026年版】浄水型ウォーターサーバー おすすめ5選|コーヒーの水として選ぶ

抽出

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浄水型ウォーターサーバーは、水道水を本体のフィルターで濾して使う方式です。ボトルの配達がなく月額が定額なので、コーヒーで水をたくさん使う人ほど1杯あたりのコストが下がります。

ただし「浄水型ならどれでも同じ」ではありません。フィルターの方式によって、コーヒーの抽出を助けるミネラルまで抜けてしまう機種があるからです。ここを外すと、水はきれいになったのに味は薄くなる、ということが起きます。

この記事では、浄水方式・温水温度・1杯あたりのコストという、コーヒーに直結する条件で5機種を比較します。結論から言えば、常温水と再加熱を備えていて塩素もミネラルの扱いも過不足がない「クリクラ feelfree putio」が、コーヒー用途ではもっとも扱いやすい1台です。

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浄水型と天然水タイプは何が違うのか

ウォーターサーバーは大きく2方式に分かれます。

  • 天然水タイプ:採水地の水をボトルで届ける方式。製品ごとに硬度が決まっているので、狙った硬度で毎日同じ味を再現しやすい
  • 浄水型タイプ:水道水を本体のフィルターで濾す方式。ボトル代がかからず月額が定額。ただし硬度はお住まいの地域の水道水に左右される

コーヒーの観点で決定的なのはこの最後の一点です。浄水フィルターは塩素やトリハロメタンを取り除きますが、カルシウムとマグネシウムはほとんど通過します。つまり浄水型を導入しても、水の硬度は水道水のまま変わりません

これは欠点とは限りません。日本の水道水は全国平均で48.9mg/Lの軟水であり、スペシャルティコーヒー協会(SCA)が示す許容範囲(カルシウム硬度17〜85mg/L)に収まる地域が大半だからです。硬度は元から悪くないので、塩素だけ抜けばよい——それが浄水型の考え方に合っています。

自宅の水道水が何mg/Lなのかは、自治体の水質検査結果で調べられます。硬度の目安と調べ方はコーヒーに最適な水と硬度の目安で詳しく解説しています。ボトルで届く天然水タイプと比べたい方は天然水ウォーターサーバーおすすめ4選もあわせてどうぞ。

コーヒーの水として選ぶ4つの基準

① ミネラルを残す方式か(RO単独は避ける)

浄水フィルターには大きく2系統あります。

  • 活性炭+中空糸膜(UF膜):塩素・カビ臭・濁り・細菌などを除去し、ミネラルは残す。コーヒー向き
  • RO(逆浸透膜):ミネラルまでほぼ除去して純水に近づける。安全性は高いが、抽出を助けるマグネシウムまで失われるため味が痩せやすい

2014年に発表された抽出の研究(Hendonら, Journal of Agricultural and Food Chemistry)では、水に溶けたマグネシウムがコーヒーの風味成分をもっとも強く引き出すことが示されています。純水に近い水はこの働きを失うため、同じレシピでも輪郭がぼやけます。コーヒー目的なら活性炭+中空糸膜の機種を選ぶのが基本です。

② 塩素を確実に除去できるか

残留塩素はカルキ臭として香りに乗り、豆の香りを鈍らせます。SCAの基準でも塩素は0mg/Lが条件です。浄水型は全機種が塩素除去に対応していますが、除去物質の種類数とフィルターの総ろ過水量(交換までに何L濾せるか)は機種で差があります。毎日コーヒーを何杯も淹れるなら、ろ過水量の大きい機種のほうが交換頻度を気にせず済みます。

③ 温水温度と常温水の有無

見落とされがちですが、コーヒーには効きます。ウォーターサーバーの温水は80〜85℃前後の機種が多く、浅煎りを高温で淹れたい場合は温度が足りません。湯温にこだわるならサーバーの水をケトルで沸かし直すことになります。

そのとき効くのが常温水です。冷水をケトルに入れると沸くまでに時間がかかり、湯温も上がりきらないことがあります。常温で出せる機種なら、そのままケトルに注いですぐ沸かせます。再加熱機能があれば、温水の温度をさらに引き上げることもできます。

④ 1杯あたりのコスト

浄水型は使った量にかかわらず月額が定額です。1杯250mlとして1日3杯淹れると月に約22L。月額3,300円なら、コーヒーに使う水だけで見ればおおよそ1杯37円の計算になります(料理や飲用にも使えばさらに下がります)。ボトル代が積み上がる天然水タイプに対し、使うほど有利になるのが浄水型の性格です。

浄水型ウォーターサーバー おすすめ5選

第1位:クリクラ feelfree putio(プティオ)— 常温水と再加熱を備えた卓上型

卓上に置けるコンパクトな浄水型サーバーです。フィルターは不織布・活性炭・UF膜(中空糸膜)の3層で、メーカーの公表によれば遊離残留塩素・総トリハロメタン・カビ臭に加え、有機フッ素化合物(PFOS・PFOA)や細菌も除去します。ミネラルを残す方式なので、抽出を助けるマグネシウムはそのまま使えます。

コーヒー用途で効いてくるのが温度まわりです。冷水・温水・常温水・再加熱の4つを使い分けられます。常温水があるのでケトルへの注ぎ足しが速く、再加熱を使えばサーバー側でもう一段温度を上げられます。浄水型でここまで温度の選択肢がある機種は多くありません。

料金は2年契約のスタンダードプランで月額2,980円+あんしんサポートパック460円の計3,440円(税込)、5年契約なら2,680円+460円の計3,140円(税込)です。メンテナンスは半年ごとのフィルター交換に加え、年に1度サーバー本体をまるごと交換してもらえます。内部の衛生を自分で管理しなくてよいのは、毎日口にする水としては大きな安心材料です。

弱点は卓上型ゆえのタンク容量で、こまめな給水は必要になります。それでも「塩素は確実に抜き、ミネラルは残し、温度も選べる」という条件をひととおり満たす点で、コーヒー用の1台目として迷いにくい機種です。

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クリクラ feelfree putio(プティオ)

活性炭+UF膜でミネラルを残しつつ塩素を除去。冷水・温水・常温水・再加熱の4温度帯に対応した卓上型。年1回の本体まるごと交換つき。

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第2位:every frecious(エブリィフレシャス)— 除去物質50種の定番機

浄水型のなかでもっとも名前を聞く機種です。月額3,300円(税込)の完全定額で、mini・tall・tall+cafeの各モデルが共通カートリッジで50種類の物質を除去します。総ろ過容量は1,200Lで、月100L使用の場合の交換目安は年1回です。工事不要で、賃貸でもそのまま置けます。

温水は約80〜85℃、ECOモードでは70〜75℃です。浅煎りを95℃前後で淹れたい場合は温度が足りないので、サーバーの水をケトルで沸かし直す前提で考えてください。逆に、深煎りを低めの温度で淹れる、あるいはインスタントやティーバッグにも使うという運用なら、そのままで十分実用になります。

迷ったときに外れの少ない選択肢です。天然水タイプも含めた総合的な比較はコーヒーに合う水の選び方|ウォーターサーバーおすすめ4選で詳しく扱っています。

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every frecious(エブリィフレシャス)

月額3,300円(税込)の完全定額。50種類の物質を除去する共通カートリッジ、総ろ過容量1,200L。工事不要で賃貸にも置ける。

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第3位:楽水ウォーターサーバー Purest(ピュレスト)— フィルター方式を選べる水道直結型

この5機種のなかで唯一、フィルターの方式を選べます。活性炭+中空糸膜でミネラルを残す「ミネラルタイプ」と、活性炭+逆浸透膜で純水をつくる「純水(RO水)タイプ」の2択です。

コーヒー目的ならミネラルタイプ一択と考えてください。ROタイプは水そのものの純度は高いのですが、前述のとおり抽出を助けるマグネシウムまで除去してしまうため、コーヒーは薄く平坦になりがちです。同じ機種で選択を誤ると結果が大きく変わる、という点でこの機種は注意が要ります。

料金は完全定額で月額3,300円(税込3,630円)。水道管から分岐させる水道直結型のため初期工事が必要ですが、給水タンクタイプを選べば工事なしでも導入できます。水道直結の利点は給水作業がゼロになることで、コーヒーで水を大量に使う人ほど恩恵が大きい方式です。

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楽水ウォーターサーバー Purest(ピュレスト)

完全定額 月額3,300円(税込3,630円)。ミネラルを残すUF方式と純水RO方式を選択可能。水道直結と給水タンクの2WAY対応。

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第4位:Locca(ロッカ)— 月額を抑えたい人向け。温水87℃のモデルあり

水道水を注いで使う補充型で、工事は不要です。全機種がミネラル成分を残す方式で、PFAS(PFOS及びPFOA)を含む29種類の不純物を除去します。現行は3機種あり、料金と温水温度が異なります。

  • litta(リッタ):月額2,380円(税込)。不織布・活性炭・中空糸膜。温水87℃
  • Slim-RⅡ:月額2,900円(税込)。不織布・活性炭。温水約80℃
  • Smart(スマート):月額3,300円(税込)。不織布・活性炭・セルロース。温水約80℃

コーヒー目線ではlittaが有力です。今回比較した5機種のなかでもっとも月額が低く、しかも温水87℃と高め。中空糸膜も入っています。87℃はドリップの適温帯に届く水準で、深煎りならそのまま実用になります(浅煎りを高温で淹れたい場合は、やはり沸かし直しが必要です)。

月々の固定費をできるだけ抑えつつ浄水型を試したい、という入り口として合理的な選択肢です。

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Locca(ロッカ)

工事不要の補充型。全機種がミネラルを残し29種類の不純物を除去。littaは月額2,380円(税込)・温水87℃。

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第5位:コマムウォーター(comam water)— ろ過水量5,000Lで置き場所を選ばない

福岡の省エネベンチャーである株式会社comamが手がける給水型のサーバーです。月額3,278円(税込)の定額で、レンタル代のみ。年1回のフィルター交換は無料です。

特徴はフィルターの総ろ過水量が5,000Lと大きいことです。1日あたり約13L使える計算になるため、コーヒーに加えて料理や飲用にも回す家庭でも余裕があります。CB(カーボン)フィルター2本とUF(限外濾過)フィルター1本の3段階構成で、ミネラル以外の不純物を除去する設計です。

給水型なので水道の近くに置く必要がありません。キッチンが手狭で、ドリップは別の場所でやりたい——という運用に合います。

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コマムウォーター(comam water)

月額3,278円(税込)の定額でレンタル代のみ。総ろ過水量5,000Lの大容量フィルター、年1回の交換は無料。給水型で設置場所を選ばない。

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5機種の比較表

機種 月額(税込) 浄水方式 温水温度 設置
クリクラ feelfree putio 3,140円〜3,440円 不織布+活性炭+UF膜 温水/常温/再加熱 卓上・工事不要
every frecious 3,300円 共通カートリッジ(50種除去) 約80〜85℃ 工事不要
楽水 Purest 3,630円 UF/RO を選択 温水あり 水道直結(要工事)/給水タンク
Locca litta 2,380円 不織布+活性炭+中空糸膜 87℃ 補充型・工事不要
コマムウォーター 3,278円 カーボン2+UF1の3段階 温水あり 給水型・工事不要

料金はプランや契約年数によって変わります。最新の条件は各公式サイトでご確認ください。

浄水型で味を落とさないための3つのコツ

1. まず自宅の水道水の硬度を調べる

浄水型は硬度を変えません。導入前に元の水がどの帯にいるのかを知っておくと、後から「思った味にならない」と悩まずに済みます。自治体の水道局サイトに水質検査結果が公開されているので、「◯◯市 水道 水質検査結果 硬度」で検索すれば分かります。

30〜60mg/L前後なら浄水型で十分戦えます。逆に85mg/Lを大きく超える地域なら、硬度が固定された天然水タイプのほうが狙った味に寄せやすくなります。

2. 湯温はケトルで作る

前述のとおり、サーバーの温水は80〜85℃前後の機種が多く、浅煎りには届きません。サーバーは「塩素のない水を出す装置」と割り切り、湯温はケトルで作るのが結果的にいちばん安定します。常温水が出せる機種なら、沸かし直しの時間も短く済みます。

3. フィルターの交換時期を守る

交換時期を過ぎたフィルターは塩素の除去性能が落ちます。香りが鈍ったと感じたら、豆や器具を疑う前にフィルターの使用期間を確認してください。総ろ過水量は各社が公表しているので、コーヒーで多く使う場合は目安より早めの交換を前提に考えておくと安全です。

よくある質問


Q. 浄水型ウォーターサーバーを入れれば水の硬度は下がりますか?

下がりません。活性炭や中空糸膜のフィルターが除去するのは塩素・トリハロメタン・カビ臭などで、カルシウムとマグネシウムはほとんど通過します。硬度を大きく下げられるのはRO(逆浸透膜)タイプですが、抽出を助けるマグネシウムも失われるため、コーヒー目的では推奨できません。

Q. 浄水型と天然水タイプ、コーヒーにはどちらが向きますか?

お住まいの水道水の硬度によります。30〜60mg/L前後の地域なら浄水型で十分で、月額定額のぶんコストが下がります。硬度が高い地域や、狙った硬度で毎日同じ味を再現したい場合は、硬度が固定された天然水タイプが有利です。

Q. サーバーの温水でそのままコーヒーを淹れられますか?

機種によります。多くの浄水型は温水が80〜85℃前後で、浅煎りを高温で淹れたい場合は温度が足りません。Locca littaのように87℃の機種もあります。湯温にこだわるなら、サーバーの水をケトルで沸かし直すのが確実です。

Q. RO水でコーヒーを淹れるとどうなりますか?

ミネラルがほとんど無いため、抽出が進みにくく味が薄く平坦になりやすいです。2014年のHendonらの研究では、水に溶けたマグネシウムがコーヒーの風味成分をもっとも強く引き出すと示されています。フィルター方式を選べる機種では、コーヒー目的ならミネラルを残すUF方式を選んでください。

Q. 1杯あたりいくらになりますか?

1杯250mlで1日3杯なら月に約22Lです。月額3,300円の機種なら、コーヒーに使う水だけで見ておおよそ1杯37円。料理や飲用にも使えば1杯あたりはさらに下がります。使う量が多いほど有利になるのが浄水型の性格です。

まとめ

浄水型ウォーターサーバーは、硬度が悪くない地域に住んでいて、塩素だけを確実に抜きたい人に向いた方式です。定額なので、コーヒーで水を多く使うほど1杯あたりが安くなります。

  • 迷ったら:クリクラ feelfree putio。常温水と再加熱があり、温度の自由度が高い
  • 定番から選びたい:every frecious。除去物質50種で外れが少ない
  • 給水の手間をゼロにしたい:楽水 Purest(ミネラルタイプを選択)
  • 月額を抑えたい:Locca litta。今回の5機種で最も安く、温水も87℃
  • 水を大量に使う:コマムウォーター。総ろ過水量5,000L

そして導入の前に、まず自宅の水道水の硬度を調べてみてください。数字を知ってから選ぶほうが、確実に近道です。


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