はじめに:なぜマグカップを温める必要があるのか?
コーヒーを淹れたら、まずマグカップを温める。
これは、コーヒー好きにとって常識と言えるでしょう。
しかし、なぜマグカップを温める必要があるのでしょうか?
温めたマグカップでコーヒーの温度を保つ
まず、温めたマグカップは、コーヒーの温度を保つ効果があります。
熱いコーヒーを冷たいマグカップに注ぐと、マグカップが冷めてしまい、コーヒーの温度が下がってしまいます。
温めたマグカップであれば、コーヒーの温度を一定に保つことができ、最後まで美味しく飲むことができます。
温めたマグカップでコーヒーの香りを楽しむ
温めたマグカップは、コーヒーの香りを楽しむ効果もあります。
コーヒーの香りは、温度が上がるとより強く感じることができます。
温めたマグカップにコーヒーを注ぐことで、コーヒーの香りがより引き立ち、より美味しく飲むことができます。
温めたマグカップでコーヒーの味わいを引き出す
温めたマグカップは、コーヒーの味わいを引き出す効果もあります。
コーヒーの味は、温度によって変化します。
温めたマグカップであれば、コーヒーの温度を一定に保つことができ、コーヒー本来の味わいを引き出すことができます。
マグカップを温める方法:電子レンジ、オーブン、湯通し
マグカップを温める方法はいくつかあります。
- **電子レンジ:**電子レンジで30秒~1分ほど温めることができます。
- **オーブン:**オーブンで100℃に予熱し、5分ほど温めることができます。
- **湯通し:**熱湯をマグカップに注ぎ、数分間置いてから湯を捨てます。
温めたマグカップで美味しくコーヒーを飲むためのポイント
温めたマグカップで美味しくコーヒーを飲むためには、以下のポイントを押さえることが重要です。
- **マグカップは厚手のものを使う:**厚手のマグカップの方が、温度を保ちやすくなります。
- **マグカップは事前にしっかりと温める:**マグカップが十分に温まっていないと、コーヒーの温度が下がってしまいます。
- **コーヒーは熱めに淹れる:**コーヒーは熱めに淹れることで、温度を保ちやすくなります。
まとめ:温めたマグカップで、コーヒーをもっと美味しく
温めたマグカップは、コーヒーの温度、香り、味わいを引き出す効果があります。
温めたマグカップでコーヒーを飲むことで、より美味しくコーヒーを楽しむことができます。
ぜひ、上記のポイントを参考に、温めたマグカップでコーヒーを飲んでみてください。
と、ここまでは一般論になります
え?
ここから先は?って?
焙煎士の見解:冷めても美味しいコーヒー。
前述していたのはあくまで、
温かいうちは美味しいコーヒーに対してのアプローチ。
温かくないと美味しくないコーヒーに対してのアプローチとも言えます。
本当においしいコーヒーとは、どんなコーヒーでしょう?
「美味しい」とは、とても主観的な表現です。
なので、わたくし焙煎士の主観として申し上げると、
冷めても美味しいコーヒーが、本当においしいコーヒーだと思います。
甘さがあって、酸が綺麗で、両者のバランスが良く、
それらを支えるボディがあり、かつ、オフフレーバーの無いコーヒー。
そんなコーヒーは、冷めてもとても美味しいコーヒーです。
そう考える私は、マグを温めません。
コーヒーが60℃くらいになる頃が美味しいと感じますし、
60℃から温度が下がってきて、また別の美味しさが出てくるコーヒーは、
特に素晴らしいと思います。
美味しくないコーヒーは冷めてくると、
過度に酸っぱかったり、煙っぽかったり、藁っぽかったり、豆っぽかったり、ポップコーンのようであったりと、
温かいときには感じなかったフレーバーを強く感じます。
今までは、コーヒーを温かいうちに飲み切っていたかもしれませんが、
今度はぜひ、ぬるくなるまでじっくりとあじわってみてはいかがでしょうか?